水槽選び |
わたしは、SHOPで見たガラス製のフレームの無いOPEN式のオーバーフロー水槽がとても気に入りました、
その中で比較的値段の安かった、マーフィード製に決めました。
900×450×450mmの物と水槽台(ウッドキャビネット)です。
SHOPに在庫が無いので、発注してもらいメーカーより自宅へ直送してもらいましたので送料は要りませんでした。
家に到着して玄関からリビングに運びましたが、ガラス水槽は90cmでもかなり重たいので1人で大変でした。
これ以上大きな水槽は1人では運べないと思います。 |
水槽設置 |
水槽の設置には、水替え 電源 日当たり 音 クーラーの排気 等の事を考慮して考えなくてはいけません。
私の場合は、マンションの2階のリビングルームに設置しました。場所はいいのですが、
オーバーフロー式で水槽蓋をしていませんので水の落下音が結構うるさいです、あと夏の水槽用クーラーの排気が
部屋にこもりがちになりますので出来れば部屋の外にクーラーを出したほうがいいと思います。
でも配管を長くしすぎると水を冷やす効率が悪くなりますしポンプのパワーも必要になります。
あと基本的には室内用ですので雨風を防ぐ加工が必要です。
クーラーの音はオーバーフローの水の音に比べれば静かです。(冷蔵庫より少しうるさいぐらいです。)
水槽の水の音でテレビの音声も聞きにくいときも有ります。しばらくすれば慣れますが。
あと家には1歳の息子がいますので、キャビネットの扉に樹脂製の鍵と取っ手をいたずら防止の為に、
取り付けました。キャビネット(水槽台)は鉄製でしたらすぐに錆びてきますので、木製がお薦めです。
木製のキャビネットでも私の場合、蝶番が金属製ですので水替えの時などに少しこぼした
海水が知らぬ間についていまして現在は、キーキー音がします。(注意してください。)
水槽は一度セットしますと中々移動出来ませんので良く考えてから設置したほうがいいです。 |
オーバーフロー管・サンプ設置 |
水槽にオーバーフロー管を取り付けします、私の場合はマーフィードのセットを購入しましたのでとても簡単でした。
セット内容は、オーバーフローセット・フレキシブル配管セット・オリジナルサンプ・オットーパワースキマー・ガラス水槽(オーバーフロー穴付き)です。
取り付け方法も図を交えて説明書が有りますのですぐに解かると思います。
塩ビ管を付けるボンドやホース類もセットされています。
でも1つだけ難しいのは、ポンプからの給水ホースにナット・ニップル・リングという部品を取り付けるのですがその中でリングの取り付けがとても硬くて素手では無理でした。
私は水道工事用の工具等を持っていましたので出来ましたが、水道工事用のプライヤー等が無ければ無理と思います。
あとは循環ポンプのメンテナンス用にサンプとポンプの間とポンプから水槽の給水管までの間に2ケ所塩ビのバルブを別に用意した物で取り付けました。これがあるとサンプの中に水が入っていてもバルブを閉めるとポンプを外す事が出来ます。
オーバーフロー管とガラス水槽の取り付けは市販の水槽用シリコンが必要です。 |
水を入れる |
オーバーフロー管の取り付けと配管類の取り付けが終われば、最低24時間はボンド・シリコンを乾燥させます。
その間はじっと我慢です。
24時間たてばいよいよ水を入れますが、水漏れ等が無いか少しずつ入れながらチェックした方がいいです。
この時に水で水槽の中を綺麗に洗い全部捨てましょう。
その後もう一度水をいっぱいまで入れポンプとプロテインスキマー・サンプのチェックをしましょう、この時にサンプに水を入れすぎているとオーバーフロー式の場合、循環ポンプを止める(停電等で)と水槽から水が逆流してサンプから水が溢れます、私は失敗しました。
水槽のまわりは水びたしになりました、ご注意ください。
立上げ時の水は出来れば上質の天然海水もしくは、RO+RG等の水に人口海水を溶いた物がいいです。
私は家庭用の浄水器で作った水にカーボンとリン酸吸着材で48時間回したものに人口海水を溶いたもので立ち上げました。
後日魚や珊瑚の調子が違いますので出来るだけROを使いましょう。
特にベルリン式の場合換水の量は少なくていいので最低限RO浄水器は必要の様です。 |
珊瑚砂を入れる |
ベルリン式では、珊瑚砂を厚めに敷いて嫌気層を砂の中に作りますので必要です。
珊瑚砂は(特にパウダー)はよく洗わないと小さなゴミが入って要るので水槽の中のにごりが中々取れません。
私はよく洗ったつもりでしたが、水のにごりが中々取れませんでしたので、
水槽に一時的に外掛けのフィルターをつけてゴミ取りをしました。
すると一晩で綺麗になりました。
次に人口海水を規定量入れ一週間程水を回しました。(比重チェック) |
ライブロック投入 |
ライブロックを入れます、わたしはこの時点で60cm水槽で通常濾過の水槽が有りましたのでそちらのライブロックをまず入れました。
約5Kg。その状態で1週間水を回してから、新しいライブロックをSHOPに買いに行き約20Kg追加しました。
この時にライブロックをよく見たつもりでしたが、穴の中にカニ等がいました。あとシャコがどこかにいる様な気がします(たまにカチカチ音がします)。
カニも何匹かは取りましたが現在でも1〜2匹はいると思います。
セイタカイソギンチャク(カーリー)は今の所見当たりません。
最初にヒョウモンダコ等を1ケ月程入れておくと甲殻類は全部食べてしまう様なので、そうすれば良かったです。 |
プロテインスキマー |
プロテインスキマーの調整は、わたしの物は難しく無いのですが、立上げ当初から回していましたが、よく不純物が取れる様に、少しオーバースキミング状態に設定していましたので、新しいライブロックを入れた時に、一晩でプロテインスキマーの汚水が溢れてしまいました。
2リットルのペットボトルを汚水受けにしていましたが、それ以上になり朝起きたら水槽台の中は水浸しでした。
それからはペットボトルを5リットル入るバケツの中に入れました。でもそれからは溢れていません。 |
水の噴出し口は市販のエルボとチーズとエンビ管で2個所から出る様にしました。 |
最後に(海水魚・サンゴをベルリン式で2年飼育して) 2003年7月1日 |
最後にまとめとして書かせて頂きます。あくまで私の考えです。
その間にたくさんの失敗が有りました。私の不注意で☆になった魚やサンゴもたくさん有ります。
その時々は一生懸命飼育してたつもりでしたが、海の生物は、なかなか飼育の難しい生き物達です。
わたしは淡水魚の飼育を入れると20年以上アクアリストをしています。
その間家には必ず水槽が有りました。海水魚は今現在で3年程の飼育暦です。淡水魚から海水魚に目覚めたのはいつも良く行っていた、ショップが海水魚も販売をはじめたからです。
そこで見たホワイトソックスとコバルトスズメの入っていた水槽を見てなんと綺麗なエビと魚なんだろうと思い、海水水槽立ち上げ計画が始まりました。まず60cmの水槽からはじめました
。
幅は60cmですが水量は25Lなんで水替えも毎日1Lしていました。
最初はそれで満足していましたがやはり大きな水槽が欲しくなりますよね。それで現在の90cm水槽に変更しました。
そこで現在のこのホームページとベルリン水槽を同時に立ち上げる事にしました。パソコンも海水魚もまだまだ初心者だったので大変でしたが、今思えばこの頃が一番楽しかったと思います。
現在はなんとかミドリイシも水槽内で成長させる事と色上げをする事が少し出来る様になって来ました。 (色上げは必ずしもサンゴにとって良いかどうかは別ですが)ミドリイシ類は、やはり水質が一番大事だと思います。現在わたしは毎週20Lの換水と毎日ヨウ素とストロンチウムを少量添加しています。ベルリン式等のナチュラルシステムでは換水はあまりしなくても良いと言われますが、わたしは週に1回はしないと気持ち悪いので毎週1回はしています。場合によっては毎日します。魚もいますんで一度に大量換水すると白点などの発生にも成りかね無いので、定期的に少量づつ回数を増やした方が良いと思います。まず水質が安定したらミドリイシの飼育も簡単と思います。あとは照明とスキマーやリアクターやPH等の設備と思います。 |